- 吉田哲士:プロカメラマン
イイ写真とそうで無い写真は、紙一重!【スマホ写真 上達への道!①】
こんにちは、「フォトネコ」の吉田です。
みなさんは、ご自分で写真が上手いのか下手なのかを意識した事はありますか?
今やネットやSNSで写真が無いのは考えられません。出来れば少しでも良い写真をのせて、見てもらいたいですよね。
自分には美的センスが全くなくて、人に褒められるような良い写真なんて撮った事はない。などと諦めてる人もいるのでは。。。
でも撮影する時、ちょっとした事に気を付けるだけで、写真が今までよりあきらかに違ってきますので、参考にしてください。
カメラはスマホでも、ミラーレス一眼レフでもかまいません。
撮影時にチョット気を使えば良いだけです。
良いのと悪いのでは紙一重なのです。
写真は引き算【スマホ写真 上達への道!】
先ず、イイ写真はやはりどれも主張がハッキリしています。
見せたいモノをしっかりと見せている。
「写真は引き算」なんて昔から良く言われてますが、要はいかにシンプルにするか! では無いでしょうか。
写真は絵と違って、シャッター押せば写ります。とりあえず何か写ります。
でもそれは残念ながら撮った!のではなく写った!のです。
何気にシャターを押してたまたま良いのが撮れる場合ももちろん有りますが、かなり確率は低いでしょう。
それよりも少し考えてシャッター切り、自分の意図した思いを絵にする方が、ずっと満足感も高いと思います。
考えてシャッターを押すとそれは 「撮った!」になるのです。
被写体の周りもしっかり見よう!
実際、撮影に夢中になってる時は、メインの被写体だけを気にしてしまい、ついその周りや前後の背景の事がほったらかしになってしまいます。
例えば部屋でネコを撮ってる時、ネコの気を引く事ばかりに集中してしまい、部屋の奥の事などはつい忘れてします。
子供のおもちゃが散らかってたり、洗濯物が山積みになっていたり←ウチです(汗)
せっかく決定的なカワイイ瞬間が撮れたのに、背景がアラ〜、と残念な気持ちなります。
同じ様に、お孫さんや彼女、友人を公園で撮ってる時、他人が後ろで沢山歩いていたり、よその子供たちが遊んでいたり・・・ はたまたゴミ箱があったり・・・
後で見て、これが写って無ければ良かった~ て、良くある話ですよね。
でも撮る前にほんの少し注意するだけ、それだけで大きな一歩です。
背景に歩行者がいるときは単純に少し待つ。とか、人があまりいない方に向きを変える。とか。
部屋の洗濯物は片付ける(^_^;)とか。
もちろん「思い立ったら吉日」なんて諺もあるように、すぐに行動する、この場合写真を撮る事は素晴らしい事です。
で、その素晴らしい事をする多分2〜3秒前に、一瞬考えるのです!
背景はこっちの方がいいな! もしかしたら、丁度背景に良いお花なんか咲いてるかもしれませんし、落ちている空き缶に気づいたら、拾ってゴミ箱に捨てれば、それこそ一石二鳥の良いことづくめ。
これで、その後に撮影した写真が、いつもに増してグレードアップしてる事は間違いないでしょう!
シャッターチャンスを逃す?!
撮影前にあれこれ考えていたら、大事なシャッターチャンスを逃す!?
なんて疑問を持たれるかたもおられるのではないでしょうか?
もちろん考えすぎは良くないです。
日が暮れて夜になります(笑)とにかく沢山撮ろう!というのも、次回テーマにしようかと思っているのですが、それは今回の次に行うことです。
悩む前に撮る!事は確かに大事。
ただ闇雲にシャッター押しても、写った写真が多いだけですから、それでは意味がありません。
周りをよく見て、撮る準備をしてからでも決して遅くないはず。
さっき子供が笑っていた時にとっさに撮っていれば、絶対いい写真が撮れてたはず〜、などとなげいてるヒマがあったら、しっかり場所も見据え、気持ちも整理した上で、シャッターを切りましょう!
場所が整えば、あとは子供の笑顔に集中するだけ!
そこからが勝負です。
さっきみたいに笑わせる事ができるのか!?
はたまた笑った瞬間にシャッターがおせるのか!?。
その点を楽しんで沢山撮りましょう。
シンプル イズ ベスト!
写真は、くどいようですが、引き算!
シンプルに仕上がった絵柄は主題が明確で、力強い。見ていて飽きない良さを持っています。
スマホでは限界がありますが、最近のスマホにはレンズが複数付いている機種もあります。
大抵は広角レンズと標準レンズ。
中には光学ズームまで出来る高性能機種も有るかと思います。
レンズは望遠になればなるほど背景をボカせます。
その分手ブレの心配や、ピントがシビアになるなど別の問題も起きてはきますが、有効な手段ではあります。
私の愛機 iPhone7 plusもダブルレンズ搭載。背景をいつもよりボカしたいときは迷わず標準を選択しています。
このへんはまた改めて解説いたしますので、少しお待ちくださいね。