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CFexpressカードって【なにそれ?? 新規格メモリーカードなの】
  • ミョンジュン:プロカメラマン

CFexpressカードって【なにそれ?? 新規格メモリーカードなの】

こんにちは、「フォトネコ」のミョンです。

カメラはデジタル化が始まった頃に、フィルムを使わないデジカメはどうやって写真を保存すればいいのかというのが課題になっていた。

最初の頃は、3.5インチのフロッピーディスクを使ったんですが、USBやソリッドステートメモリーが開発と進化したら、デジカメも段々メモリーカードを利用するようになってきた。

最近一番新しいカードフォーマットはCFexpressカードですが、新しいハイエンド機材でよく使われている。

本日CFexpressカードについて簡単に説明させてもらいます!

メモリーカードのバックグランド

メモリーカードのバックグランド

最初のころは色んな種類のメモリーカードが存在してて、カメラメーカーにより使用されたカードは違った。

例えば、オリンパスだとxDカードを使用、ソニーだとメモリースティックを使用していた。

でもカメラメーカーたちは共通のメモリーカードフォーマットに動いて、こういう専用カードは段々なくなって、残っているのはCompactFlash(CF)カードSecured Digital(SD)カード

現在は、SDカードの進化で、まだ多くの機材はSDカードを使っていますが、CFカードを使っている機材は少し前のハイエンドやフラッグシップモデルしかないですね。

この2つのカードは、いくつかの弱点があります。

SDカード

  • 堅牢性が低い
  • 最大バススピードは104MB/s(UHS-I)、312MB/s(UHS-II)

SDカード

CFカード

  • ピンが曲がる可能性がある
  • 最大バススピードは160MB/s(UDMA7)
  • 最大サイズは512GB

CFカード

CFastカードとXQDカード

CFastカードとXQDカード

SDカードとCFカードの弱点を考えながら、新しいカードが開発された。

要は、キャノンがSATAベースのCFastカードを採用し、ニコンはPCIeのXQDカードを採用した。両方のカメラメーカーでも、この特殊のカードはハイエンドやフラッグシップモデルでしか採用していないね。

CFastカード

CFastカードは、サイズと見た目はCFカードに似てるが、SATA-IIIのバススピードは最大600MB/sで、ストレージも1TB以上行けるし、CFカードよりスペックが高いことは間違いない。

XQDカード

一方で、XQDカードは、CFカードより小さいし、カードスロットにはピンもなくてピンが曲がる危険がないし、PCIeのスペックで理論的には最大バススピードは1000MB/sが可能です。

この2つのカードで、一番注目のはカードのバステクノロジーですね。

CFastカードのSATA-IIIはもう、これからもっと早くなる可能性はないが、XQDカードのPCIeは、PCIeのスペックとレーンの数より、さらに進化する可能性があります。

CFexpressカード

CFexpressカード

2019年に、CFexpress(CFe)カード新しいスペックが発表された。

PCIe 3.0はベースとして、NVMeを採用して、レーンの数により3種類のカードが登場:

  • Type-A:1レーン、最大1GB/s、SDカードぐらいのサイズ
  • Type-B:2レーン、最大2GB/s、XQDカードとまったく同じ形
  • Type-C:4レーン、最大4GB/s、CFカードぐらいのサイズ

現在、CFe Type-Aを利用するカメラは、ソニーのα7sIIIしかないが、CFe Type-Bを利用するカメラは段々登場してきました(キャノンEOS-1D X Mark III、R5;ニコンD6、Z 6II、Z 7II;パナソニック S1、S1R) 。

まだまだCFexpressカードの種類は少ない

2019年末にCFexpressカード「Type-B」がサンディスクから、2020年の夏ごろにソニーから「Type-A」が発売されました。

なので、まだまだ種類が少ないのが現状で、発売しているメーカーは「Type-B」がサンディスク、ソニー、プログレードデジタル、デルキンデバイス社ぐらい、「Type-A」はソニーだけ(たぶん)です。

日本人にはソニーあたりが安心なところかな。アマゾンでも何種類か売ってますので、下記から値段とか仕様など見比べてみるといいかも。

アマゾンで「CFexpressカード」を見る
参照元:アマゾン

先ほども書いたけど「Type-A」がを利用するカメラはソニーだけで、「Type-B」はちらほらでてきた感じです。

まだまだですが、でもメリットも大きいので、今後の動向を逐一チェックしながら使用するか決めればいいかもですね。

CFexpressカードに変える変えない?どうするQ&A

CFe Type-Bカードは全くXQDカードと同じ形だし、そのまま使えそうだからCFexpressカードに変えたくなりますよね。

でも中身が違うし、要注意のところはいくつかあるから悩んでしまいます。
ということで、ちょっと私が気になったところを簡単なQ&Aで説明します!

Q. 現在持っているカメラはXQDカードが使えますが、CFe Type-Bでも対応しますか?

  • カメラメーカーからCFeカードに対応するファームウェアアップデートが出てれば、バージョンアップすれば使用は可能になります。
    (例えば:ニコンZ 6、 Z 7;パナソニック S1、S1R)
    詳細は各メーカーのサイトを確認お願いします。

Q. 現在持っているXQDカードリーダーはCFe Type-Bカードも対応できますか?

  • 残念ですが、XQDカードリーダーはCFe Type-Bカードが対応できない
    CFe Type-Bカードを使うならば、新しいカードリーダーが必要です。
    そして、CFe Type-Bカードリーダーによって、XQD対応する・XQD対応しないモデルがありますので、必ずメーカーサイトでご確認してください。

XQDカードリーダー

Q. 現在持っているカメラはCFe Type-Bカードが使えますが、どのブランドのカードを買っても動作が同じですか?

  • CFeのスペックはまだ新しいので、カードメーカーやカメラメーカーによって、多少の違いがありますので、カードを購入する前に、必ずカメラが使用できるカードを確認ください!
    特にニコンの場合は、SanDiskのCFeカードを使う時に、型番の末尾2文字が “NN” のカードじゃないと使えないので、ご注意ください。

Q. 今、XQDカード買う価値ありますか?

  • もし今持っているカメラで元々XQDカード使えて、これからもそのカメラを長く使っていくつもりだったら、XQDカードを買う価値があると思います。
    理由は、現在日本ではXQDカードはまだCFeカードより少し安いし、新しいカードリーダーも要らないし、32GBのXQDカードもありますし(CFeカードは基本64GB以上)、特に予備とかコストを考えたらまだXQDを買ってもいいと思いますね。
    そして、CFeの新しいスペックによるバグなどの心配もないし

まとめ(CFeカードが使えるカメラは増えそう)

まとめ(CFeカードが使えるカメラは増えそう)

CFeカードは、今の時点でまだ使用されたカメラは少ないが、これからもっとCFeカードが使えるカメラは出ると思いますね。

そして、パソコン側が最近PCIe 4.0になったので、CFeカードも同じPCIe 4.0を採用すれば、さらに進化するじゃないかなと思います!

なんかこのカードフォーマット、期待できますね!

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参照元:アマゾン