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Godox TT350S
  • 吉田哲士:プロカメラマン

クリップオンストロボ Godox TT350s レビュー

こんにちは、「フォトネコ」の吉田です。

今、中華系、高性能、低価格機材が激アツ!

クリップオンストロボ Godox TT350sもその中の1つ!早速レビューしてきます♪

1. Godox(ゴドックス)はどんなメーカー?

1.	Godox(ゴドックス)はどんなメーカー?

Godoxは1993年に中国で設立された照明機材のメーカーです。漢字ではその名の通り「神牛」となり強そうなイメージ。

開発と生産の本拠地は中国の深センにあり、世界各国へ商品を輸出しているほか、OEM(TOKISTAR、TARION)での生産も受注しています。

日本では、Godoxブランドの正規品はケンコープロフェショナルイメージング(KPI)が販売代理店として輸入していることから、安心出来るブランドだと思います。

Amazonなどで出品されているのは並行輸入品。保証関係や初期不良の対応などでリスクがあるかもしれませんので、ご注意ください。

2. Godox TT350Sとは

2.	Godox TT350Sとは

無線によるワイヤレストリガー機能を内蔵した小型のスピードライトで、2018年3月27日発売

GN36(105mm、ISO100)の光量で手のひらサイズの小型サイズ

照射角は24mm〜105mmレンズに対応するズーム機能を搭載。電源は単3形電池2本を使用。バウンス機能は左右0-270°、上下-7-90°。

キヤノン/C、ニコン/N、ソニー/S、富士/F、オリンパス+パナソニック/O、の各カメラのTTL調光に対応するモデルをラインナップしていて、末尾のアルファベットで判別している。

Godoy X1フラッシュシステムに対応し、30mまでの範囲内でワイヤレス調光が可能。調光グループは3グループ、チャンネルは16chを装備。

名称 JANコード 価格(税別)
TT350Cキヤノン用デジタルカメラフラッシュ 4961360033083 13,250円
TT350Nニコン用デジタルカメラフラッシュ 4961360033090 13,250円
TT350Sソニー用デジタルカメラフラッシュ 4961360033106 13,250円
TT350F富士用デジタルカメラフラッシュ 4961360033946 13,250円

3. なぜ今回Godox TT350Sを選んだのか

3.	なぜ今回Godox TT350Sを選んだのか

通常、風景等の撮影ではその場の光(定常光)をメインとしての撮影が中心ですが、外での人物撮影の時などは、フィルインやアイキャッチとして少し明るさを補いたいので、TTL調光が効くクリップオンストロボが必要なためです。

また同じGodoxの大光量クリップオンストロボTT685Cをキヤノンシステムで使用していますが、ミラーレス一眼のα7IIIでは、サイズ、重量とも大き過ぎでバランスが悪いので小型のTT350が良いかと思いました。

実は本当の理由が!

先ほどの選んだ理由は嘘ではありませんが、別の理由が実は有って、それはストロボの足、取付シュー部分がSONYはマルチインターフェースシューという独特な仕組みからなのか、どのメーカーからの製品であっても、シュー部分のパーツがプラスチック製で強度が心配だからです。

実際にレビューを見ていると「すぐ壊れた」や「もげた」という書き込みも結構見かけ、他社用がこぞって金属パーツを使用しているにもかかわらず、ソニー用のプラ製はヤバイんじゃないかなーと、正直思っています。

そこで、TT685に比べパワーは少し劣るものの、少しでも軽めのTT350ストロボにして、なるべくパーツに負荷がかからないというのを、私は優先しました。

人物撮影の時はTTL調光の設定をマイナス2〜3.0EV位で使用しますので、光量は少なめで十分ですからね! もちろんハイスピードシンク(HSS)モードの時は力不足を感じますが、そこは今回妥協しました。

お勧めポイント

お勧めポイント

なんといっても軽量!
単三電池2本で使えます! リチウム電池タイプのV350も用意されていますが、そこまで多用しないのであれば、エネループなどの充電タイプが便利で経済的でしょう。

あと金額がとにかく安い!

AMAZONでは1万円以下! ほぼ同等性能のソニー純正のHVL-F32Mは2万円以上します。

アマゾンで「Godox Thinklite TTL TT350S」を見る
参照元:アマゾン

必要な充分な機能!

ソニー純正ではないものの、α7IIIとの相性はバッチシ!

TTL調光、ハイスピードシンクロ、マニュアル調光、ワイヤレストリガー、スレーブモード、後幕シンクロ、ファームウェアバージョンアップ可能等々

足りない機能が見当たりません!

残念な部分

残念な部分

最初に述べましたが、唯一取り付けパーツの強度が心配。でもこれは全てのソニーマルチインターフェース用がそういう仕様ですので、どうしようもない感じです。

補足として、マルチインターフェイスの保護としてコールドシューアクセサリーをカバーとして使用しています。元々カバーは付属していますが、大変小さくて失くしてしまいそうですし、コールドシューにはネジが切ってあるのでスタンドなどに取り付ける事も出来るので便利です。

コールドシュー

総合的評価

コストパフォーマンスに優れ、性能も申し分ないでしょう!ソニーのミラーレスを使用しているなら、持っていて損はない、何かと役に立つ小型ストロボかと思います。

別売のワイヤレストリガーX-pro(s)も使えば更に撮影の幅が広がります。

それではよい写真ライフを!  Have a good one !