- 吉田哲士:プロカメラマン
スマホカメラの標準機能、パノラマ撮影のコツ!
こんにちは、「フォトネコ」の吉田です。
プロカメラマンがしている自然な広がり感を捉える方法!
私も大好きなのですが、旅行などで都心とは違う少し壮大な景色に出会うとその全てを写真に納めたい!とパノラマ撮影を試された事があるかと思います。
最新版のスマホにはレンズも複数装備されていて、特にiPhone 11pro には 望遠(実際は標準?) 広角、超広角と3つのレンズが備わっていて、壮大な風景を超広角で撮影する事はもちろん可能なのですが、多分多くの人が見た雰囲気と違う!と感じておられるかと思います。
それもそのはず、超広角で撮影すると遠くの物はより小さく、近くの物はより大きく写ってしまうからで、専門的にはパース(遠近感、パースペクティブ)がつく、等といいます。
人間の目は大変優秀なので広い光景も印象的に上手く捉えますが、カメラでは中々そうはいきません。
パノラマ写真とは。撮影のコツ
いまやスマホの標準カメラアプリで撮影出来るパノラマモード。そのコツをご紹介いたします。
パノラマ撮影は連続撮影した複数の写真の合成で出来ていてiPhoneなら最大240度までの範囲を1枚の写真に納められます。
皆さんは多分ご自分のスマホでのパノラマ撮影の仕方は既にご存じかと思いますが
コツその1
本体を水平に保ったまま、なるべくゆらゆらせず矢印方向に動かす。皆さん多分注意されながら撮影してるかとは思いますが、撮影したい範囲をあらかじめ決めておき、途中体制を変える事無く撮影範囲をカバーできる様に2.3度動き練習をするのが良いです。
後は慌てずゆっくりと動かすだけです。
右から撮影を始めるか、左から撮影を始めるかは矢印をタップして決めてください。
多分その人の癖や利き腕の関係などから、右、左と撮影のしやすい方向があるような気がします。
コツその2
撮影は1回で終えず、複数回しておいて一番良いのを選びましょう! これは以前もお話ししましたが、撮影はここぞと思った場所でするのですから、必ず複数回撮影して、その内で1番良いのを採用しましょう。
コツその3
最初に構えた位置でカメラが露出もピントも決めているので、その風景に適した露出を得るため、シーンによっては右からの撮影と左からの撮影で明るさも変わります。極端に明るく撮れてしまったり、暗くなってしまった場合は、逆方向の撮影をしましょう!
パノラマ写真は横長だけじゃない!
さてパノラマ写真と言うと、みなさん横に長~い写真を思い浮かべられるかと思いますが、同じ方法で縦に長~い写真も撮影が可能です。
特に背の高いビルやスカイツリーの様なタワーにはもってこいの方法です。
コツその4
スマホを横向きに構えゆっくり見上げていきましょう!もちろん上から見下ろしていく方向でも撮影が可能ですが、私の経験から下からの方が撮影しやすい気がしますし、上から撮影すると、空の無限大にピントがいってしまい、狙ったタワーやビルのピントがズレてしまう場合が出てきます。
ただ縦に細長いパノラマ写真は横長に比べるとあまり見慣れないせいなのか、縦に長すぎると違和感を感じますので、ほどほどの長さで止めましょう!
縦でも横でも、撮影のコツをつかめば簡単ですので、是非試して下さい。
ちょこっとパノラマ!? ここが今回の注目ポイント!
実は、今回紹介したいのは、先程のオーソドックスな横や縦の長いパノラマではなく、ちょこっとパノラマです。
コツその5
最新のスマホでも、超広角ではなく、あえて普通の広角レンズを選びましょう!
パノラマモードで撮影するにあたって、縦でも横でも良いのですが、最終的に少し横長か縦長になる位のパノラマで撮影します。カメラを持ち手首を少し動かす程度で大丈夫! 横位置スマホで通常の縦長写真になる位に、縦位置スマホで通常の横長写真になる位の移動でOK。
この方法で撮影すれば、極端なパース、遠近感は付かずに見た目に近い広がり感で撮れるハズです。
パノラマ撮影が不向きなのは!
縦移動のパノラマでタワーや高層ビルの撮影はたしかに良いのですが、ビル群の撮影を行うと、画面の端のビルが極端に内側に曲がってしまい良くなかった印象です。
いつもの撮影にスパイス的に取り入れて!
パノラマ写真に適した被写体を無理に探す必要はないので、いつもの撮影をしている中で、少し変化が欲しくなったり、通常の撮り方ではどうしてもその場の空気間が上手く撮影できない時など、パノラマ撮影を思い出して試みてください。
それでは良い写真ライフを! Have a good one !