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【撮影に最高で超便利♪】FEELWORLD(フィールワールド) F6 PLUSタッチスクリーンモニターのレビュー
  • 吉田哲士:プロカメラマン

【撮影に最高で超便利♪】FEELWORLD(フィールワールド) F6 PLUSタッチスクリーンモニターのレビュー

こんにちは、「フォトネコ」の吉田です。

今回は、最近よく動画を撮影しているので、使用しているFEELWORLD(フィールワールド)の「F6Plus」モニターを紹介いたします。

使用して分かる!カメラ外部モニターが静止画撮影でも超便利!

使用して分かる!カメラ外部モニターが静止画撮影でも超便利!

1、2年前ですかね~、ユーチューバーの間でもこの「FEELWORLD」社のタッチスクリーン外部モニターがちょっと話題になってました♪

正式名称は「FEELWORLD F6 PLUS 5.5インチ小型タッチスクリーン3D LUTカメラDSLRフィールドモニター1920X1080 HD 4K HDMI」と少し長いです(笑)

ちなみに「FEELWORLD」社は中国の会社です。

欲を言えば「Small HD」社などトップメーカーもありますが、そちらはかなり高い。。。「FEELWORLD」社より6~8倍ぐらいしますから!!

てことで、私は「FEELWORLD」社を使用してます。

使用してみると、これで十分、圧倒的なコスパです。静止画撮影でも活躍してくれて、ホント超便利なんです♪

アマゾンで「Feelworld F6 PLUS 5.5インチ」を見る
参照元:アマゾン

カメラって背面にモニター有るのに。。。どうしてまた別のモニターを使用するのか?

私も動画撮影を始めて分かったのですが、動画撮影ではフォーカスをマニュアル設定で使用する機会が多かったり、ジンバルを使用したりする事で、カメラ背面のモニターを確認する事が難しくなるケースが出てきますので、通常外部モニターを見やすい位置に取り付けて使用します。

ミラーレスカメラの時代になり、カメラ本体はますます小型化の傾向ですので、カメラ背面モニターも3インチ位ですので、それよりもひと回り大きな5.5インチのモニターは構図の確認とフォーカスの確認が容易に出来て大変重宝しています。

「SONY α7iii」のカメラ背面モニターと比べると大きさの差は一目瞭然!

SONY α7iiiとFEELWORLD F6 PLUS 5.5インチ小型タッチスクリーン3D

またこのFEELWORLD(フィールワールド)のF6 PLUSモニターにはフォーカス補助になる「ピーキング機能」、露出の白飛び警告の「ゼブラ設定」が備わっているので最近老眼気味の私(汗)にとっては必要不可欠なアイテムの一つになっています。

機能は動画撮影用も含めて大変豊富なので、正直、私自身も全ては使いこなせていませんが、グリッド、ヒストグラムなどの表示はとても便利です。

画面の最大輝度は500nitとの事ですが、nitという単位がたぶんピントこないかと思います。

調べるとiPhone12の最大輝度が625nitとの事ですので、目安としてはそれよりも少し暗いのですが、日中付属のモニターシェードを付けて使用している分には特に画面が暗くて見にくいと感じた事は特に無いです。

同じFEELWORLD(フィールワールド)で最大輝度が2600nitというタイプも有るので、更に高輝度の物が必要という方はそちらをチェックして見てください。

特に広告カメラマンはスチール(静止画)撮影時でもモニターが便利!

普段は広告写真撮影をメインとしていますので、撮影現場が外ロケであろうとスタジオであろうと、その場にはデザイナーやクライアントの担当者が同席されています。

広告写真はその大半が、事前にデザイナーが案を考え、準備をしたラフをクライアントの確認を得てから撮影をします。その為、実際の現場で撮影がラフ通りに出来るかどうかの確認が必要になります。

撮影画像の確認を行うのにカメラのモニターではどうしても小さすぎるので、パソコンに接続しながら(テザー撮影)進めていくのが一般的なやり方です。

ただ外ロケでの撮影カット数が多かったり、移動が多い場合、撮影カット毎にPCを接続しての撮影はやはり時間がかかるし手間なものです。

またPCのトラブル、フリーズ待ちなどもあり得ますし、アシスタントが同行出来ない場合には荷物も増えるので、出来れば減らしたい!というのが正直な気持ちです。

そんな時にこの小型の外部モニターが大変役に立ちます。

重量も235g(本体のみ)ですし、サイズも148x93x20mmしかないので、15インチのノートPCと比べると断然軽くてポータブル、取り回しがとても楽です。

同梱物はモニターの他、マイクロHDMIケーブル、ティルトアーム、サンシェードとアタッチメント(バッテリ別売)

モニター、マイクロHDMIケーブル、ティルトアーム、サンシェードとアタッチメント(バッテリ別売)

バッテリNP-F550タイプの場合は336g

バッテリNP-F550タイプ336g

モニターの使い方

基本的にはHDMIケーブル1本だけの簡単接続です。

カメラ本体直接に設置する時は、付属品のチルトアームを使用してカメラのホットシューに取り付けるのが簡単です。

カメラ単体を手持ちで動画撮影をする時はこのスタイルが最適でしょう。

カメラ単体を手持ちで動画撮影をするスタイル

付属のチルトアームは取り付け時に凹凸部分を合わせます。

チルトアームは取り付け時は凹凸部分を合わせる

モニターには標準の1/4三脚穴が上、下、右と3か所に有りますので、向きなども丁度いい位置に取り付ける事が可能です。メニューはタッチの他、上部ダイヤルでもコントロールが可能。

1/4三脚穴が上、下、右と3か所に有る

1/4三脚穴の右

SDカードスロットは動画のLUTの読み込み用で撮影データ保存は出来ません

ACアダプタタ用コネクタ、動画撮影じの音声モニタリング、カメラへの電源供給用USB-C

SDカードスロットは動画のLUTの読み込み用で撮影データ保存は出来ません

私がスチル撮影時に主に使用している機能は、フォーカスピーキング、ヒストグラム、グリッドです。

フォーカスピーキング、ヒストグラム、グリッド

フォーカスピーキング、ヒストグラム、グリッド

フォーカスピーキング、ヒストグラム、グリッド

画面はタッチスクリーン式ですので、各種メニューをタッチやスワイプで表示、非表示、調整が可能です。撮影した画像もピンチして拡大、移動できるので、厳密なフォーカス確認に利用しています。

画面はタッチスクリーン式で、各種メニューをタッチやスワイプで表示、非表示、調整が可能

バッテリーはモニター背面にセットするのですが、広く互換性のあるソニーNP-F系とキヤノンのLP-E6両方が使用できるので、以前からのキヤノンユーザーには嬉しい知らせです。屋内では別売りのACアダプターも使用可能ですので、バッテリ切れを心配する必要もなくなります。

バッテリーはモニター背面にセット

バッテリーの消耗は特に悪くなく、終日の撮影でも、こま目にスイッチの入り切りさえすれば、F750タイプでも予備に交換する必要は無かったです。

ただしバッテリーを入れている間はスイッチをOFFにしても赤いパイロットランプが点灯し続けますので、微量でしょうが電力を消費しているようです。長時間使用しないときはバッテリーを本体から外す事をお勧めします。

あと最近特に便利だと感じたのは、カメラアングルが高めの時、モニターを三脚の低い位置に固定できるので、構図を決めた後に何度も脚立の登り降りをする必要がなくなります。

カメラアングルが高めの時、モニターを三脚の低い位置に固定できる

静止画の場合、私はマンフロットのミニクランプにダボを介して小型の自由雲台を取付けて、それを三脚の脚に固定します。

マンフロットのミニクランプにダボを介して小型の自由雲台を取付けて三脚の脚に固定

マンフロットのミニクランプにダボを介して小型の自由雲台を取付けて三脚の脚に固定

※ちなみにマンフロットのミニクランプは廃盤品ですので、下記とかがオススメ。

アマゾンで「SMALLRIG スーパークランプ ロッドクランプ」を見る
参照元:アマゾン

また、マンションモデルルームの撮影時、小さめの部屋での撮影ですと、どうしてもカメラ位置が壁際ギリギリになる事が多く、カメラを覗く事さえ困難になります。

そのような時でもこのモニターなら見やすい位置から確認が出来るので大変重宝しました。もちろん、確認をいただくデザイナーやクライントにも楽に見ていただけるので喜ばれます。

仕事での撮影時は、拡大してフレームの隅々までのチェックフォーカスの厳密な確認が大きな画面で出来るのが一番の利点かと思います。

アマチュアの方は撮影中にデザイナーやクライアントの確認を取る必要は無いでしょうが、モデルさんやプロフィール撮影での被写体の方にその場で画像を見てもらうのには、カメラモニターで確認するより良いでしょうし、「プロっぽい!」と思われるのではないでしょうか。

プロは勿論、ハイアマチュアにも必須のギア!

以上の通り、フィールドモニターは静止画撮影でも大変便利なツールです。サイズも小型な上、機能も満載です。

撮影した画像をその場でしっかりチェックしておけば、後で大きなPCモニターで見てがっかりする事もなくなりますので、お手持ちのアイテムに加えてみては如何でしょうか?

あなたの写真を更にワンランクアップしてくれる事、間違いなしかと思います。

※今回の記事は特にスポンサー契約はしていません。私個人の率直な感想です。

それでは良い写真ライフを! Have a good one!