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好きな写真を貪欲に研究
  • 吉田哲士:プロカメラマン

好きな写真を貪欲に研究【スマホ写真 上達への道!②】

こんにちは、「フォトネコ」の吉田です。

どのジャンルでもそうですが、何でも追求し始めると終わりはないものですね。

ただ、その追求心こそが、まさに上達の早道!

自分が「いいな」と感じた写真はいったいどうやっって撮られ、創られたのかを貪欲に求め、考えていきましょう。

「求めよ、されば与えられん!」
(※聖書の言葉で、自ら積極的に努力すれば必ずよい結果が得られるって意味)

好きな写真を見つける【スマホ写真 上達への道!】

好きな写真を見つける【スマホ写真 上達への道!】

このブログを読んでくれてる皆さんは、写真が好き、上達したいと少なからず考えてる方々かと思います。

私自身、高校生の時から長年写真に関わってきて、本業にまでしてしまいましたが、未だに他の方々の作品を拝見するたびに驚かされますし、発見があります。

インスタで沢山の、特に海外の方の作品を見ていると、撮影場所がスゴイ、というのも確かに有りますが、そのイメージ作りの上手さは中々真似の出来るものではない部分が沢山有ります。

素晴らしい作品を普段から沢山観ていると、いざ自分が撮影をしようとした時、そのイメージを参考に思い描きながら、撮影ができるかと思います。

アンセル・アダムスとの出逢い (※ご本人に会ったって意味ではないです)

自分の場合はアメリカの風景写真家の巨匠、アンセル・アダムス(Ansel Adams)に深く感銘を受けました。

「The Ansel Adams Gallery」

今でこそ、このアンセルアダムス、日本でも知名度はかなり高くなっているかと思いますが、当時はまだ多くの人が彼の存在を知らなかったのではないでしょうか?

特に日本では、まだ写真が絵画の様に芸術作品と捕らえられておらず、過去には当時の歴代最高額で落札された写真が彼の「月の出」という作品だったことすらあまり知られてなかったと思います。

私もご多分に漏れず知識も何もない輩の1人でした。新宿小田急デパートの展覧会で初めて彼の作品と出逢った時のそのモノクロ写真の美しさと衝撃、その感動は今でも忘れられません。

当時は今みたいにネットも有りませんでしたから、興味を持った事は図書館や本屋で調べるしか方法はなく、最終的には紀ノ国屋書店の洋書コーナーに辿り着き、ろくに読めもしない、英語で書かれたアンセルアダムス著 技術書3部作の第2巻、The Negativeを当時まだ高いレートで換算されているにもかかわらず、清水の舞台から飛び降りる勢いで買いました。

  • インスタグラム
  • フォトコンテストアプリ「GuruShots」
  • ギャラリー、美術館
  • 本屋

インスタグラム

今更インスタは説明不要かと思いますが、自分好みの写真探しにはもってこいではないでしょうか?

インスタの検索で風景とか子供とか、花とか夜景とかを打ち込めば、素晴らしい作品が沢山出てきます。しかも英語キーワードでの検索の方が断然良いです。

お気に入りのインスタグラマーを見つけてその人をフォローしながら作品を見るのも良し、ハッシュタグのついたジャンルでいろいろな方の作品を見るのも又よいでしょう!
気に入った写真はスクリーンショットで保存して、自分のスマホに保管しておけば、いつでも見られますので、参考写真アルバムを作っておくと良いです。

フォトコンテストアプリ「GuruShots」

インスタ以外ではGuruShotsというアプリを入れてます。海外で人気のようですが、これはサイトでもうたっているいる通り、写真コンテストゲームで、要はジャンル毎のコンテストに自分の自信作を投稿して、参加者がお互いに評価して、勝者が決まるというアプリです。

評価が上がっていくと自分のランクも上がっていき、上のレベルのコンテストにも参加可能となってきます。
また賞金や商品もあり、場合によればフランスのギャラリーにも飾られるという豪華特典もあります。

私も参加しましが、最初のうちはあれよあれよと結構ランクも順調に上がり全9レベルの内レベル4までは行きました。ただその後はちょっと伸び悩んでおり、最近は少しご無沙汰してしまっております(汗) 課金して、ランクを上げやすくする事も出来たりするので、そこはチョット疑問なのですが、開発者サイドからすれば必要かと思いますので、これ以上はノーコメントです。

このアプリ、参加して競うのも良いのですが、初心者からスーパー上級者までがさまざまなジャンルのコンテストに参加しているので、参考になる写真が本当に多いです。
是非一度チェックすべきです。

GuruShots | The World’s Greatest Photo Game

ハマってしまったフォトコンテストアプリGuruShotsを図解してみる。

ギャラリー、美術館

写真展も探せば開催中のものが沢山見つかります。特に東京はギャラリーの数も半端ない!

写真って元々はモニターやスマホではなく印画紙にプリントされて見られていたものですから、額装された作品をギャラリーや美術館で観ると、また全然違った印象を受けます。

環境も良い所が多く、気持ちも落ち着いてじっくり観れます。

個人的に好きなのはキャノンギャラリー品川と銀座、エプソンスクエア丸の内、あとメーカーギャラリーではないPGIです。
こちらは老舗の写真専門ギャラリーで、東麻布の少し行きづらい場所ですが、落ち着いてゆっくり鑑賞出来るお気に入りの場所です。
ここに通うようになったらかなりのツウです!

最近は展示されている写真でも、高画素カメラで撮影された、大型の写真を良く見かけます。これもやはりデジタルのお陰で、印画紙に焼き付けるより、大型インクジェットプリンターで出力される方が断然手軽になってきているし、フィルムのクオリティを完全に超えてしまっているから出来る事でしょう。

この自分の背丈よりも高い大判写真をギャラリーや美術館で観ると、その迫力にただ圧倒されます。もしかしてたいした写真でなくても、そのサイズにされると「どうだ~!」といった感じで、少し麻痺もしてしまうくらいです。

ただ写真を大きくして見せるという行為は、本当に労力のいる作業で、良いか悪いかは別として、凄い事です。

本屋

最後は、やはり本屋さんでしょうか。たぶん最近は写真集って、一部のアイドルもの以外ではあまり売れてないかと思います。
ただ、大型の書店には必ず写真集のコーナーがあり、直に手にとって見ることができます。
写真集が売れない時代とはいっても、じつに多くの写真集が毎月のように発行され、耳にしたことの無い作家の方々がいかに多いか分かります。

写真家にとって写真集を出すという事は、デジタル時代の現代においても、やはり叶えたい事の1つなのではないでしょうか。
データでは無い紙の写真集を作る事によって、その作品が形として残せた様な気がします。
自費出版までして、頑張ってる作家の方も沢山おられます。

東京ですと、代官山の蔦屋さんには凄く沢山の有名、無名、国内、海外作家の写真集がズラリと揃っています。
書籍としての登録、いわゆるISBN番号が無い自費出版系の作品も沢山揃っています。

時間のある限りゆっくり見ていたい、そんな素敵な場所です。

写真への飽くなき追求

写真への飽くなき追求

私の場合はアンセルアダスとの出会いが、正に原点。

写真の奥深さを知り、写真のプロになりたいという夢、そして、その後の私の人生の大きなイベントなったアメリカ留学へと導いてくれた原因となった事が、正に彼との出逢いだったのです。

いまでもアンセル・アダムスの写真は大好きで、必ずしも彼のような写真家ではありませんが、いつも心の奥には彼の存在が間違い無く宿っている事を実感しています。

皆さんもお気に入りの写真家、または作品を見つけそれに近づけるよう飽くなき追求をして下さい。

それでは、良い写真ライフを!
Have a good one !